芝浦運河コース

芝浦運河コースは、勝どきと芝浦運河、新芝運河を回遊する約60分のコースです。
徳川幕府は大土木工事により湿地帯であった東京湾周辺をじょじょに埋め立て、水運としての運河を発達させていきました。以来、明治・大正・昭和・平成へと時代を経るごとに刻々と地図を塗り替えて現在に至ります。
現在、芝浦アイランドに見られる水辺空間を意識した新たな都市空間の創出は、新たな海上交通の取り組み、人工干潟による水辺生物の再生など魅力ある水域景観をつくりだしています。
「芝浦運河コース」は江戸東京の飽くなき知恵と創造を発見出きるコースです。

【このモニター運航は「NPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部」が実施している「都心の水辺でエコツアー」を体験して頂き、観光舟運の可能性を探るためのモニター調査を行うものです。】

ポイントと見所

江戸期は雑魚場と号した漁猟の地として賑わった芝浦。ここでとれた魚は芝肴と称して、江戸市中へと出回りました。旧芝浦海岸は明治時代には行楽地として親しまれ、海水浴や月見の眺望地として温泉旅館が軒を連ねたといいます。
芝浦海岸沿いに東海道線が開通する明治5年あたりから始まった埋立事業により、旧海岸線は一面住宅地と工場が入り混じる地域に変貌しました。新芝運河は埋立によって生まれた東京でも古い運河のひとつで、旧海岸線をなぞった、独特の形をしています。

かつて新三井製糖の工場や都電の操車場などがありましたが、再開発により商業施設と居住区が混在する島・芝浦アイランドとして生まれ変わりました。
現在も開発が進行中で、将来はこの島で1万人が生活することになります。人口干潟など水辺環境への試みは、鳥・カニ・雑魚などの生息地としてもその可能性を広げています。